勉強の辞書!(勉強の取り組み方の基本的考え)No.1
そもそも、勉強とは何か!
それは『出来なかったことが出来るようになること』です。これは、塾生には口癖のように毎回言っていることです。「課題を見つけて修正するのが成長の近道なんだから課題を見つけるのを怖がるな!」ということです。
私が長年この業界にいて、いつも「もったいないなぁ」「間違ったやり方してるな」と感じていることをいくつか取り上げてみます。きっと、あなたも思い当たる節があるのではないでしょうか?
1.与えられた課題や問題を解く
2.〇つけをする
3.間違えた問題は赤で答えを書き込む
4.できなかった問題にチェックをつけ、間違えた理由や次に間違えないためのポイントを考える
中学受験生、高校受験生、大学受験生など、どのレベルを受ける生徒も、多くの生徒はこの繰り返しになります。
ただし、この1~4を「どこまでやっているか」が非常に大切になってくるのです。
まず小学生に多いのが、1だけをしている生徒!「〇つけは学校の先生がするからしなくていい」がお決まりなのですが、これは私としては何の意味も無いのではないかと常々感じています。まぁ、低学年やちょっとズル賢い生徒に解答を配布しておくと、『答えを写す』と言うとんでもないことをし兼ねないので、なかなか難しい所もあるのかなとも思いますが・・・
次に中学生に多いのが1~3をしている生徒!私が「答えを写しても意味ないぞ!」と言っても、学校の指示だと言っていました。中学校からも、「解く→〇つけ→赤で答えを書いてくる」と言う指示があるようです。なので、答えを写して「はい、おしまい」と言うのが多くの生徒のいわゆる「勉強」のスタンダードになっているのです。
ただし、よく考えてみてください!自分で思った(考えた)ことを書いて(正解しているかしていないかは関係なく)、あとは答えを写して終わり!と言う行為が本当に勉強だと思いますか?
これって、小学校1年生でも、中学3年生の宿題が出来ると思いませんか?小1なりの解答を書いて、あとは答えを写せばいいんですから。その行為が本当に勉強と言えると思いますか?私には、全く無駄な時間、単なる作業の時間としか思えないんですよ!
ここまでくれば、どういった行動が最も重要かわかりますよね。そう、4の『出来なかった問題を次に出来るようにする行為』です。方法はさまざまです。解き直しをする、出来ていない単元をやり直す、前学年のところから見直す、イージーミスをしない方法で取り組むなど。これは生徒によって個人の癖であったり学力が異なるので、一概に必ずこう取り組むべきだ!と言うのはありませんが、『出来なかった問題をそのまま放置する』と言う行為は、どんな生徒にも認められません!例外はないです!
自分が成長できる材料を、自ら放棄しているんですからね!とんでもないことですよ!
さぁここまで読んでもらえたなら、早速今日から、本当の【勉強】をしよう!
取り組み方や考え方が変わるだけで、効果は格段に違ってきますよ!
わくわく、ニヤニヤしながらシャーペンを手に取ってみてくださいね!
水田塾長