
嫌いな勉強の【時短効率アップ方法】
誤解がないように、最初に言っておきますけど・・・
何事においても、成果を出すにはそれ相応に時間をかけること、つまり【反復】が大切です。
今回の独り言は決して「何もしなくても出来るようになりたい」「楽してできるようになりたい」と考えている方に向けた話ではありません。そもそもの話、そんな考えで、物事が出来るようになると考えること自体甘すぎますよね。
「本当ならガッツリ時間をかけたいのに、部活や学校課題が多くて時間が足りない」
「いくら勉強をしても点数がとれない」
「机には座ってるんだけど・・・」
と言った、「やる気はある」「やろうと思っている」子どもたちに向けた話です。ご注意を!
現代の中・高校生は忙しいです。情報化社会の中で多くの情報にさらされるだけでなく、手元にはなんでもできるスーパーマシンである携帯電話!どんなコミュニティでも、最低限のつながりは求められます。部活も課題も多い。いくら時間があっても足らないですよね。今回は、そんなこんなで苦しんでいるあなたの参考に少しでもなれたら幸いです。
最初にパワーをかけることがなぜいいのか?
それでは、なぜ最初にパワーをかけるといいのか説明していきましょう。
それには、逆に最初にパワーをかけないとどうなるのかから説明した方がわかりやすいでしょう。
(こういった裏側を考える思考も学習においてはとても大切ですよね!)
大人も子どもも、私たちはなるべく楽をしたい、好きな事だけをしたい生き物ですから、多数の方が負荷を嫌がります。
その結果、時間的余裕があるものは、「まぁこれは後でいっか」と後回しにしがちです。
ただ長期的な目で見れば、これは楽ではなく、余計な時間がかかる原因になり、しんどくなるんです。
「あとでやればいいや」戦法は、時間や自分に余裕がある時は問題なくとも、期限がせまってきたり自分自身に余裕がなくなると、とても厳しい戦法です。
定期テスト勉強を例に挙げてみると・・・
時間や余裕があるときの「あとでやればいいや」戦法は、もうわかりますよね?(笑)みなさん、一度は経験されてると思います。かく言う私自身も経験ありですが・・・
そしてデメリットの理由としては、以下のことが挙げられます。
・提出用の学校ワークだけをする(最悪の場合、答えを写す事だけに時間を費やす)
↓
・自分の出来る・出来ない箇所のチェックに時間がかかる(そもそもチェックすらしない)
↓
・自分が出来ない箇所を自力でできるようにする対策に時間がかかる(そもそも自分では出来ない)
↓
結局【テスト前にやることに時間がかかる=本当に必要な事ができない】と言うことです。
しかも、1科目ならまだしも、中学や高校のテスト前というのは、5教科や9教科の内容が一斉に襲ってきますよね。
自分の出来る出来ないチェックには、一度自分で問題を解いてみて、その後再度自力で出来るか出来ないかを確認する仕分け作業です。「あとでやれば」戦法の場合、この仕分け作業が非常に多くなります。場合によっては、「出来ない箇所」がすべて見つからないままテストを迎えてしまうこともあるでしょう。そうなった場合の結果は・・・わかりますよね。
また、「仕分け作業」が終わったとしても、「出来ない箇所」を自力でできるようにする練習時間も必要です。「出来ない箇所」というのは、苦手な問題や難しい問題がほとんどでしょうから、想像以上にパワーがかかるんです。本番前にとてつもないパワーが必要となり、そこで満足してしまうんですよね。あと、シンプルに言えば疲れちゃいます。
「あとでやればいいや」戦法にはこれらのデメリットがあります。えらそうに言ってますが、私の経験談でもあります(笑)
では、逆にしてみたらどうでしょうか。
先に日々問題を解いておくと、「自分の出来る出来ないチェック」が容易になります。一度問題を解いているので、忘れちゃったところ中心に埋めていけばいいですからね。
また、「自力で出来ない箇所の練習」でも、苦手や不安なところが把握ができるので、そこだけに時間をかけて取り組むことができます。さらに、基本的に記憶というのは使えば使うほど強化されますから、最初に頭に入れたものを引っ張り出す回数が多ければ自然に記憶も強化されます。
結果、テスト前の勉強は最終確認という位置付けで、本当に時間をかけたい場所に時間をかけることができるのです。
テスト前に「出来ない箇所の練習」までいかなくても、「出来る出来ないの仕分け作業」だけでもやっておくと、自分に必要なものだけを集中的に取り組むことが出来ます!
ね。どっちが結果的には楽か、よくわかったでしょう。
勉強って、睡眠や食事と一緒ですよ!まとめてやったって意味ないんですって!!
本日も水田塾へお越しいただきありがとうございました。 結局は、【弱い自分との戦い】と言うことなのだ。