この写真!何かがおかしい?!
今年の水田塾夏期講習でのとある一コマの写真です。
一見すると、ごく普通の授業風景に見えてますが・・・・
実は・・・
ホワイトボードで教えているのは、座って聞いている生徒と同じ水田塾の『生徒』なのです。先生じゃないんです。
塾業界に身を置いて以降ずっと気になっていたことが、
「生徒は先生の話を真面目な顔をして聞いているが、本当に理解しているのだろうか?」と言うことでした。学校の授業でも「真面目に授業を受けている」の意味がちょっとずれているのではないか?と言う問題です。
「黙って静かにノートをとっている」=「真面目な生徒」となっているような気がしてなりません。
では、「真面目な生徒」=「勉強ができる」は成り立つでしょうか?
答えは簡単ですよね。「NO」です。
・「学校の面談では、担任の先生に特に何も言われません。真面目に頑張ってます。」と言われる保護者の方いませんか?
なのに、テストの点数は平均点以下、成績は下がる、家では勉強しない・・・なんてことありませんか?
そこで、★水田塾で取り入れている方法のご紹介★です。
水田塾では、生徒がわからない問題を聞きに来た時、まず私が指導します。その時も、「なぜこうなると思う?」「どう考えて間違えたんだと思う?」など、本当に生徒自身がわかっているかどうかを確認しながら指導します。
そして、生徒自身がもう一度私に「自分がどういった間違いをしていて、どう考えたら正解したのか」を説明させます。
★★重要なのはここから★★
そして、同じ問題を他の生徒が聞きに来た時に、私が先に指導した生徒が他の生徒に説明をするのです。
「人の話を聞いただけでは、絶対に身についていない!」「人に説明できて初めて理解していると判断できる」からです。
自分がわからなかったことや出来なかったことを人に話すときは、自分自身でしっかりと考えないと、絶対に説明できません。冒頭にも書いたように、静かに黙って先生の話を聞いている「真面目そうな」だけでは絶対に説明できないのです。
人に伝えるためには、「自分で考える」と言う行為が必要になり、また話を聞いていたときは理解できていたつもりでも、実際に自分で話してみると意外と理解できていなかったな、ノートに書いてたけど見てもよくわからないな、なんてことが多々あります。そういったことに気づくことによって、これから先生の指導を受けるとき、学校で授業を受けるときなど、ただ何となく話を聞くのではなく、どういったことを聞けばいいのか、何をノートにメモしておけばいいのかなどを考えるようになり、学習効率が格段にアップするのです。
ただ、当然最初からみんながみんな出来るわけではありません。むしろ出来なくて当然です。このような経験がありませんからね。学校でも絶対にこうしたことは行われていません。
しかし、この手法を身に着ける練習をしていくことで、学習効率のアップ、自分で考えるということ、人にモノ事を伝える難しさや大切さなどを身に着けていってほしいと考えています。
これは必ず将来に役立つ力だと思っています。
本日も苦戦しながら、受験勉強や予習復習を頑張っている生徒と一緒に、私も頑張ります!!
水田塾長 水田