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定期テスト対策を上手く受験につなげる方法!

いよいよ内申点の決まる学年末テストが各中学校・高校と発表になりましたね。水田塾では、今回の試験に向けて1月末から準備をしてきました。
試験範囲をあらかじめ予測して予習等をしていたので学校ワークや問題集もすでに何回も繰り返している生徒が多数います。そういった生徒の中には、少なからず同じ問題に対して集中力が切れそうな生徒も存在します。
そういった生徒には、中1でも中2でも関係なく、今回の中学の試験範囲になっている単元で、実際に愛媛県の公立高校入試で出題されているものを渡しました。


実際に高校入試の問題を渡された中2の女の子は、最初は「絶対に無理~、入試問題なんて解けるわけないし!」とよくあるワードを言っていましたが、「まぁ、今やってる内容と変わらないから見てごらん」と言うと、「あ、何か見たことある」と意気揚々とその問題に向かっていました。さっきまでやっていた学校ワークよりも内容は難しいのですが、さっきよりずいぶん集中して楽しそうでした。結果、この入試問題を挟んで、残りの学校ワークの一度間違えた問題を全て解き終えて帰っていきました。


彼女の姿から感じた定期テストの勉強時に入試レベルの問題を実施する効果を書いていきたいと思います。


1.入試の先取りができる


一つ目の理由が、入試問題の先取りができるということです。

いつかは必ず来る入試問題の先取りをできるというのは、悪いことではありませんよね。もちろん何でも先取りすればいいということではありませんが、敵を早く知ることができれば、戦いやすくなるのは間違いないです。

定期テスト時にそこまでのレベルを体感しておけば、いざ入試対策の時にも「あ、この問題やったことある」という状態から入ることができます。これは大きいです。

これは案外イメージしやすいメリット。


2.問題を解く=ワクワク感・親近感を得られる


個人的に重要だと思っているのはここです。

定期テスト対策中に、入試問題に触れることで、ワクワク感や自信を得ることができます。先取りをしているという「高揚感」と、クイズを与えられたようで疼く知識欲がそうさせるのでしょう。さらに問題と向き合えば、思考する楽しみや難問を解く快感を得ることができます。もちろん知識や新しい考え方もセットで。そこで生まれる成長もワクワク感につながります。
また、「入試問題なんてとても難しくて絶対に無理」と言う入り口が、問題が解けることによって間口が広くなり、抵抗が少なくなってきます。「ちょっと挑戦してみようかなぁ」なんて気持ちを呼び起こすんです!

人間って元々知的好奇心がある生き物ですからね。テスト勉強の合間ちょっと入り込む新たな刺客に、興味関心センサーが刺激されるんでしょうね。問題を解いているのに、頭も冴えてきて、心の力も充電されて、またテスト勉強にスムーズに戻ることができます。

そんなことを続けていくと、いつの間にか、勉強の休憩を勉強でするというなんとも素敵な勉強スタイルができるんですよね。


3.テストにも活きる


そして、言わずもがなもちろん定期テストの得点にもつながります。最近の各中学の定期テストでは、やはり入試を意識した出題傾向になっています。過去では英語の教科書の本文がそのまま試験になっていたため、ある意味教科書の本文をマル覚えしておけば、その時だけは点数が稼げた時代もありました。
が、現在はそうもいきません。入試問題を経験しておくと、見た事のない文章に対してもしっかり対応できる力がつくので、当然定期テストの高得点が目指せるわけです!


※注意点!!


ただし、ここで注意点。ただでさえ時間が足りなくなりがちな定期テスト前ですから、闇雲に入試問題に触れさせるのは良くないです。難しい問題をやればいいというわけではありません。

➀入試問題に取り組めるレベルの生徒であること
➁難易度の高い問題に意欲的に取り組もうとするメンタルのある生徒
⓷向上心の塊のような生徒

など、いくつかの諸条件が必要になってきます。

入試問題に挑戦することだけが定期試験の勉強ではありません。じっくり基礎固めをし、出来る問題は確実に正解するのも定期テスト期間の大事な役割です。

「難問を解けばいい」という感じではなくて、「もう入試までその範囲の勉強はしなくていい」と思えるように、その範囲を仕上げるイメージでいきましょう。そのための一つのアイテムが(テンションが上がりやすい)入試問題ということです。

それに細かい範囲のこともあります。入試問題は総合的な問題も多いので、例え同範囲からの出題に見える問題でも、解くのには中1や中2の定期テスト範囲では知り得ない内容が必要な場合もあります。ですから、闇雲に挑戦するのではなく、しっかりと問題を選択して、今回の試験範囲の内容に関連し、かつ既習範囲の考え方で解ける問題を選ばなくてはならないので、問題選びは信頼できる塾や学校の先生から出題してもらったほうが良さそうです。

以上の注意点を踏まえた上で、【入試問題in定期テスト対策作戦】が効果的に使えるといいですね。

「他人」と「過去」はかえられない!でも、「自分」と「未来」は変えられる!

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