突然ですが、「目的と「目標」の違いをご存知ですか?
目標 | 標(しるし)のこと。目的を達成するための道しるべ |
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目的 | 的(まと)のこと。「将来こうありたい・こうなりたい」という最終着地点 |
例えば…
「定期テストで5教科合計400点以上を取る!」という的を用意した場合
- テスト2週間前までに範囲の勉強を一周する。
- テスト2週間前までに分かる範囲と分からない範囲を分けておく。
- テスト1週間前までに分からない問題を分かるようにする。
- テスト発表中は間違えた所をくり返し解く。
など、これらは全て目標となります。
学習の成果はこれらの目標に向かって努力することでのみ得ることができるのです。
それでは具体的に目標の設定方法ですが、いくつかの注意点があります。
「何を」・「いつまでに」・「どんな方法で」
常にこの3点を意識しなくてはいけません。
例
先生:今日のHW(宿題)は何をしてくる?
生徒:数学してくる!
先生:え?具体的に教えてよ!
生徒:そんなのは分からんけど、数学してくるねー
一見、勉強を頑張っていそうな生徒ですが、数学のどの範囲(何ページから何ページ)を、いつまでに(明日なのか来週なのか)、どんな方法で(教材なのかPCなのか)してくるか分かりません。
こうした生徒が次に塾で先生に言う言葉が…。
「先生、何したらいいか分からんかった」なのです。
もしかすると、お子様もこうした状況におちいっているのかもしれません。
ですから具体的に数値化し、どのように学習しているかイメージできるまで具体的に考える必要があるのです。
例えば、英語検定の例を挙げると
例
A君とB君では結果に大きな差が出るのは当然です。
期限がないということは楽ですが、終わりがないためダラダラが続きます。
結果(テスト)が出ないため、反省や改善がないままに無駄な時間を浪費してしまい、最悪のパターンに陥ってしまいます。
水田塾では、この期限をいくつかのパターンに分けて指導しています。
一日、一週間、一カ月、次の定期テストなどお子様の現状に合わせることで無理なくすすめていくことが可能となります。
学生に限らず、社会人も一般的に大きな成功を収めるためには大きな目標が必要と言われますが、これは大きな誤解です。
目標を一つ一つクリアしていくことで、やる気がさらにアップし、目的の達成に近づくのです。
私は生徒達によく
「出来ないことは(計画表に)書いたらダメ!書いたことは必ずしよう。」
とよく言っています。
一人一人の生活リズム・学習習慣によって目標は変わるものです。
水田塾では達成可能な目標を一つずつクリアしていくことで成功体験をしてもらいます。
きっと、お子様も目標を自分で作り、達成していくことの楽しさを感じるはずです。
- 高校受験に合格したい
- 良い大学に進学したい
- 良い会社・企業に就職したい
これらは全て「目的」ではなく「目標」なのです。
- あなたは、高校受験に合格するために生まれてきたのですか?
- あなたは、良い大学に進学するために生まれてきたのですか?
- あなたは、良い会社・企業に就職するために生まれてきたのですか?
違いますよね。
自分の人生の「目的」をすぐに見つけることは難しいかもしれませんが、人生の「目的」を考えてみることで「目標」もはっきりしてきます。
私は声を大にして言いたいことがあります。
「受験に合格することを目的としないでほしい」
私は今まで合格を目的としてきた生徒が、その後抜け殻のようになって、どんどん成績やモチベーションが下がっていくのをみてきました。
水田塾で本当の「目的」を一緒に見つけましょう。